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ヘアーズ 髪かわら版 第20号  2003年06月11日発行

皮膚の健康
 皮膚の健康は日常の生活における考え方で左右されるものであることは、前号に書いた通
りですが、そのためにはどのような点に注意したらよいのでしょうか?
 それは、体の中から皮膚を美しく保つことで「内からの美容」、あるいは「内面美容」と呼ばれ
ています。
その正しい考え方には、医学的知識が必要ですが、ポイントとして次のことがあげられます。

1.皮膚は自分の働きを営むためと、生活で傷つけられたものを修復するために必要な材料
を摂取しなければなりません。それが「皮膚の栄養素」です。それらは食物からだけ補われる
もので、決して化粧品からでは補える事が出来ないことを充分認識する必要があります。
Before federal regulations, some cream may be labeled skin-foods, This is mostly nonsense,
because you have to feed your Skin from inside and not externally. Claims for skin-foods
are not supported.
*Goldsmith著《You and Your Skin》より

2.皮膚は内臓と関係が深い。皮膚が悪いと内臓の働きも悪くなってきますが、逆に内臓が悪
くなっても、皮膚の健康がおびやかされてきます。そのため「皮膚と内臓」の関係をよく知り、全
身を健全に保つことが大切です。

3.皮膚の健康には、皮膚の血液循環が良いことが大切です。これが良くないと皮膚の健康は
ないと断言しても言い過ぎではないでしょう。血液循環が良いと、はじめてとった栄養も皮膚に
十分に行きわたると共に、老廃物を皮膚から早く運び出してくれます。

4.皮膚は、そのできかたが神経と同じで、お互いに密接な関係をもっています。そのため、皮
膚はその人の精神状態に支配されやすくなります。精神状態が不安定だと、皮膚も不安定に
なって荒れます。このため「皮膚の精神衛生」について知っておくことが大切です。
 これらのことはすべて体の中から皮膚を美しく、あるいはその美しさを保つために必要なこと
です。それを総称して「内からの美容」と呼びます。そのためには、特に広く医学的知識を応用
しなければなりません。
 つまり、皮膚を美しくみせるためには専門的知識を習得した人の力を借り、皮膚を美しく保つ
ためには皮膚科専門医の医学的知識の力を借りることにより、理想的な美容法が確立されま
す。

皮膚の構造
 皮膚は表面から表皮・真皮・皮下組織の3つに区分されています。



表皮は皮膚の表面から、角層・透明層・顆粒層・有棘層・基底層の5つに分けられています。
それを構成する細胞のほとんどは同じ角化細胞から出来たものです。表皮の角化細胞が新し
くつくられるところは、主に基底層です。そこでつくられた角化細胞は、底層から次につくられる
新しい細胞に押し上げられるように皮膚の表面に向かって形を変え移動し、角層細胞に変わ
ります。最後に、角層の表面から角片としてはがれておちます。このはがれ落ちたものを属に
「垢」と呼んでいます。
 表皮と真皮との境は、図のように波形になり、表皮が真皮に向かって突起状に入りこんでい
る部分があります。表皮突起と呼ばれるこの波形も、年をとるにつれて目立たなくなり、高年者
では消えて表皮真皮の境は平たくなっています。これは皮膚の衰えのひとつです。
 波形になっている理由としては、皮膚が横に引っ張られたとき、それを伸ばし、皮膚の伸展
に対応するためです。高年者の皮膚が余り伸び縮みがきかない一つの原因は、この波形が失
われて平たくなっているためです。 

角化現象
 角化細胞は基底細胞から顆粒細胞までは中心に核をもち、それが角質細胞になるとき無核
のものに変わり細胞は死滅します。この角化細胞が角質細胞に成熟し変化する現象を角化
(keratinization)と呼びます。
 これが順調に行われないと、角層が厚くなり、皮膚表面から角片が多くはがれ落ちたり、ある
いは角層が厚くなります。つまり、角化が順調に行われない皮膚では、その表面が滑らかで、
柔らかいものになりません。これが順調に行われるためには、動物性蛋白質およびビタミンA
が必要で、ビタミンCは、これを助けます。そのため栄養不良になると、皮膚の表面はザラザラ
して、その表面から白い粉が落ちるのが目立ってきます。

ターンオーバー
 角化細胞は最後に角片としてはがれ落ちます。この新陳代謝を表皮のターンオーバーと呼
んでいます。通常、基底層でつくられた細胞が角質細胞となるまで約14日間、さらに角質細胞
となってから角片としてはがれ落ちるまで約14日間、合計28日の周期で常に新しい細胞に生
まれ変わっています。
安藤眞夫

ミステリースポット
 これからの時期、色々な場所へ出掛けて行くのには、とっても気持ちの良い季節ですね。永
い間長野県に住んでいる方も、他県から引っ越して来た方もまだまだ県内の知らない所や行
った事がない所が沢山有ると思います。今回は趣向を変えて県内のミステリースポットをご案
内します。夏の夜に向けミステリーツアーなどいかがでしょうか?

その1.青木村の明通トンネル。
  松本と上田を結ぶ青木峠の頂上にあるトンネルで松本側から上田側へ抜けると出口は90
度近い急カーブ、曲がり切れず崖下へ転落する事故が多く発生。
 実際に妻子を殺害し峠に遺棄した事件等があり注意が必要。松本近辺では浅間の旧焼肉
店や塩尻峠の六角塔跡地が有名ですが、今回はおあずけとします。

その2.穂高町にあるお経橋。
 水子地蔵が祀られていて魂が周辺を彷徨っているとか。結婚前の女性は行かないほうがい
いと言われてるそうです。

その3.高遠町、小豆坂トンネル。
 高遠から茅野へ抜ける杖突街道を西へ入った所にあり女性の霊が出る事で有名。 周辺の
地縛霊との事で決して一人では通ってはいけないといわれている場所。今でも居ないはずの
女性の声が聞こえるそうです。

その4.長野市、七曲がり。
 市内から戸隠村へ向かう戸隠バードラインの途中で、道の真ん中に一本の松の木が立って
います。険しいカーブで危険な場所なのに残されている理由は、昔からその木を切ろうとする
者に災いがあるとされているから。その他いくつかの心霊スポットはあるのですが、近くへ行か
れる方は気を引き締めて、物を壊したりせず、マナーを守って下さいね。
 私も金縛りにあったり、恐怖体験をした事はあるのですが、霊感は全く無いらしく実際に見た
事はありません。が、この記事を書いている間とっても寒かったような。
どこで書いたかは・・・・・おわかりですか?
河上恵

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