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ヘアーズ 髪かわら版 第22号  2003年08月11日発行

 ビタミンの活用

『ビタミンA』 
 脂溶性ビタミンのひとつで、魚の肝油、卵黄、バター、クリームなど乳製品類に多く含まれる。
主に、皮膚、器官、臓器の成長や視覚機能に関与し、エスキモー人の肝臓が蓄えているビタミ
ンAは欧米人の10倍以上との報告がある。又、緑黄色野菜に多く含まれる黄色・赤色の色
素、カロチンは、体内に入るとビタミンAに変化する。
 主な働き
視力低下や夜盲症を防ぐ、網膜細胞・皮膚・粘膜の維持と再生を助ける、消化・呼吸器系の感
染に対する抵抗力を高める、細胞内遺伝情報伝達の関与、 ビタミンCの抗酸化活性を保護す
る。
 過剰となった場合
髪の毛が抜ける、皮膚の角化と剥落、発疹、関節痛・嘔吐、下痢・生理不順、腎臓と脾臓の肥

 欠乏した場合
皮膚の角膜化・乾性肌、消化、呼吸器の抵抗力の低下・ 視力(暗順応の反応性)の低下・胎
児、乳児の発育不良

『ビタミンB1(水溶性B複合体) 』
 正常な発育・生殖作用を含め、人間の生活に不可欠な栄養素で、体内への蓄積性はない。
乾燥酵母、 穀類、のり、大豆、豚肉、レバー、ジャガイモに多く含まれる。アルコール多飲者は
B1不足になりやすい。
 主な働き
成長促進・ 神経、心臓機能の安定・ 糖質(炭水化物)代謝に関与・消化液の分泌促進
欠乏した場合
疲れやすい・食欲減退・血圧異常・むくみ、心臓肥大、心不全・脚気・神経炎、末梢神経障害

『ビタミンB2(水溶性B複合体)』
  発育ビタミンとも呼ばれる不可欠なビタミンです。体内で貯蔵ができなく、常時補給が必要。
牛乳、チーズ、レバー、肉、卵、鰻、酵母、のり、鯖、サンマ、いわし等の魚に多く含まれてい
る。
 主な働き
炭水化物の代謝・細胞内のフラビン酵素の働きを助ける・発育や粘膜保護
 欠乏した場合
口角炎・角膜炎・肛門や陰部の皮膚炎・発育不良

『ビタミンB6(水溶性B複合体)』
 米ぬか・乾燥酵母・そば粉・豆類・レバー・豚肉、魚(特にサケ)などに多く含まれる。
主にアミノ酸(アミノ基)の代謝に関与している。
 主な働き
アミノ酸・脂肪酸の代謝・ 酵素作用を助ける神経の保護・ 皮膚の健康を助ける 
 欠乏した場合
抗体や赤血球の産生障害、 貧血、知覚神経障害、皮膚炎、口角炎、舌炎、口内炎、 嘔吐・虫
歯になりやすい、痙攣(けいれん)、ひきつけ
 過剰になった場合
末梢性感覚性神経症、知覚神経障害

『ビタミンB12(水溶性B複合体) 』
 血液の生成に不可欠なため「赤いビタミン」とも呼ばれ、悪性貧血に非常に有効。
蛤・牛肉・豚肉・内臓肉・魚介類、卵・牛乳など動物性食品に含まれ、植物性食品には含まれ
ない。
 主な働き
たん白質、核酸、DNAの合成に必要な成分
血液の生成に不可欠、抗貧血作用、肝機能強化、神経機能に作用
 欠乏した場合
悪性貧血・貧血を引き起こす、視力低下、精神障害、神経痛、神経炎・筋肉痛、中枢神経障
害、神経異常

『ビタミンK (脂溶性ビタミン)』
 K1(フィロキノン)とビタミンK2(メナキノン)の2つに大きく分けられるが、一般にビタミンKと総
称する場合は、ビタミンKlとメナキノン-4を指す。ビタミンKlは主として緑黄色野菜類、ビタミン
K2はミルク、乳製品類、肉、卵、果物、野菜類に多く含まれ、腸内でも細菌によって産生されて
いる。
 主な働き
血液凝固に関与する成分、骨の形成を促す
 欠乏した場合
血液凝固に関与(血が止まりにくくなるなど)                    安藤眞夫


毒素排出ダイエット
 やせる・太るのカギを握っているのが、毎日の生活の中で体内にたまっていく「毒素」。この
毒素をきちんと排出できれば、やせるのはとってもカンタンです。これから紹介する「毒素排
出」を習慣にして、自然にやせる体に変身しましょう。

(お風呂で)
 ウォーキングなど30分程度の軽い運動の後なら更に効果が上がります。
☆ 半身浴で体内の毒を汗として押し流す。
 お風呂で効率よく汗を流して毒素を排出するには、半身浴がもっとも効果的。心臓に負担を
かけずに長時間湯船につかることで、体を芯から温め、新陳代謝を促す作用があります。冷え
性・むくみ・肌荒れの改善にも有効です。
● お湯を張ったバスタブの中に入る。
 イス又はひっくり返した洗面器に座り、フタを半分閉めると、サウナ効果&保湿効果もありま
す。
 ※ 雑誌や本など読んでもOK!
● お湯はみぞおちまで、腕は出す。
  心臓に負担をかけないように、胸の下の みぞおちまでつかります。
 のぼせないように腕は出すこと。
  ※ お湯の量は要注意。
● 10分くらいで汗が出てくるのがジャスト
  適温は38〜40度のぬるま湯。でも正確な温度を測るのは大変。そこで〈10分くらいで汗が
出る温度〉を目安に。
★ かんたんツボ押し
 半身浴中にやるともっとも効果が。マッサージ・ツボ押しなどは体の末端からはじめ、徐々に
中心に向けて進めるのが毒出しのコツです。

【足の裏】
・ 代謝を促進する「湧泉」を刺激、排出機能をアップ
 別名《若返りのツボ》と呼ばれる湧泉は、全身の機能を高めて、代謝を促進します。
両手の親指の腹でギューッと強めに10回押して。
☆ツボの見つけ方☆
足の裏の中心部から、 指の幅1本分上のくぼんでいるところ。

【ふくらはぎ】
・ 血液やリンパの滞りを解消する「三陰交」を
 重力の影響で下半身に停滞しやすい血液やリンパ液の流れをスムーズにするツボです。親
指の腹でやや強めに10回刺激しましょう。
☆ツボの見つけ方☆
足の外側のくるぶしか ら指の幅4本文うえ、すねの部分。

【おなか】
・ 「水」で便秘もむくみもスッキリ
 「水分」は肝臓の働きを活性化して水分代謝をコントロールします。5本の指の腹を使い、強
めに3秒間押したら離す、を10回繰り返し。
☆ 少し熱めのお湯を…3〜5分
☆ 慣れたらお湯を3分、20度くらいの水を3分を交互に当てる。

★ 脂肪燃えシャワーで、代謝を更にアップさせる。
  2種類ある脂肪細胞のうち、褐色脂肪細胞には脂肪をエネルギーに変える働きが。首の後
ろ・わきの下・肩甲骨など体の一部にだけ存在するので、そこをねらった温冷刺激などで活発
に働かせ、自然に代謝を高めて。                           宮下美和


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